24日の香港市場でハンセン指数は反落スタート。指数が2015年7月以来、約1年10カ月ぶりの高値圏にあるだけに、利益確定売りが出やすい状況。米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスが24日、中国の人民元建てと外貨建ての国債格付けを「Aa3」から「A1」に1段階引き下げたことも投資家心理を悪化させたもよう。指数は日本時間午前10時48分現在、前日比0.30%高の25326.39ポイントで推移している。
個別では、連日で上場来最高値を更新していたIT大手のテンセント(
00700)が売られ、相場の重しとなった。前日の大幅高のマカオカジノ株の銀河娯楽(
00027)が反落している。中国建設銀行(
00939)、中国人寿保険(
02628)、AIAグループ(
01299)など金融株も総じて軟調。半面、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)、石炭大手の中国神華能源(
01088)が買われている。