2017-05-23 |
中国/マーケット/証券 |
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★本土前引け:続落、前日終値挟んでもみ合い 保険株が逆行高
23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.10%安の3072.67ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2031億1200万元。
上海総合指数は安寄りで始まると、序盤に一時、3060ポイントまで下げ幅を広げた。売り一巡後に上向きに転じると、後半は前日終値を挟んでもみ合う展開。ただ、3080ポイントを上回る水準で伸び悩むと、前引けにかけて上げ幅を縮め、結局マイナスに沈んで終えている。セクター別では、メタンハイドレードテーマ株として買われていた石油関連に利益確定の売りが出て、相場の下げをけん引。このほか、インフラ建設もさえない。一方、保険が逆行高を演じている。中国保険監督管理委員会が保険資金による大型プロジェクトへの投資奨励の方針を示したことが引き続き材料視された。銀行も総じてしっかり。石炭の一角も高い。
上海B株指数は0.28%安の320.91ポイント、深センB株指数は0.05%安の1086.63ポイントとともに下落した。