週明け22日前場の香港株式市場でハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.94%高の25412.26ポイントだった。H株指数は1.15%高の10385.72ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で461億9800万HKドル。
ハンセン指数は序盤に上げ幅を広げた。前週末の欧米株高や原油先物相場の続伸を好感する買いが先行。米国から香港など新興市場への資金流出や中国本土投資家による香港株投資の拡大が続くとの観測も市場心理を支えている。一時は16日に付けた取引時間中の52週高値(25413.35ポイント)を上回った。ただ、中国本土相場が下げて午前の取引を終えたこともあり、上昇率1%付近の水準では上値が重い。
個別では、時価総額が大きいテンセント(
00700)やHSBC(
00005)、チャイナ・モバイル(
00941)、中国工商銀行(
01398)が買われて相場をけん引。生保大手の中国平安保険(
02318)、中国人寿保険(
02628)が高い。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)は大幅に続伸。人員を600人削減すると発表したキャセイ・パシフィック(
00293)の上昇も目立つ。半面、香港公益株の香港鉄路(
00066)や電能実業(
00006)が続落。通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)、香港コングロマリットのワーフ(
00004)は反落した。