2017-05-22 |
香港/マーケット/証券 |
|
【相場見通し】買い先行か、欧米株高と原油先物続伸で買い安心感
週明け22日の香港市場は買いが先行か。前週末の欧米株高や原油高が買い安心感を支えそうだ。米政権運営の不透明感は残るものの、ハンセン指数は10日移動平均(19日大引け時点で25107.68ポイント)が下値支持線として意識され、底堅い値動きとなろう。19日のNY株式相場はダウ平均が続伸。原油先物相場が続伸し50米ドルを回復したことが材料視され、ほぼ全面高となった。市場は石油輸出国機構(OPEC)が25日開く総会で協調減産の延長が決まると確実視している。また、米国と中国の長期金利が下げ止まったことで、金融機関の利ざや縮小懸念が後退し、銀行株の買いを誘うと予想する。
19日の香港株の米国預託証券(ADR)は時価総額の大きいHSBC(
00005)、テンセント(
00700)、中国の通信キャリア大手のチャイナ・モバイル(
00941)、アジア基盤の保険会社AIAグループ(
01299)などがそろって香港終値を上回って引けた。また、きょうはハンセン指数構成銘柄の台湾系の食品大手、康師傅控股(
00322)が2017年1−3月期決算を発表する。