2017-05-18 |
中国/マーケット/証券 |
|
★本土前引け:続落、一時3100ポイント回復も守れず
18日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.19%安の3098.60ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2205億5400万元。
上海総合指数は16日に回復した心理的節目の3100ポイントを割り込んで始まった。前日のNY市場でダウ平均が今年最大の下落幅を記録するなど、世界的にリスク回避の動きが速まる中で売りが先行。ただ、売り一巡後は次第に下げ幅を縮めた。前場後半に3100ポイントに乗せる場面もあったが、結局、同節目水準をわずかに下回って引けた。セクター別では、「雄安新区」テーマ株が反落したほか、インフラ建設、航空、電力が安い。半面、前日に相場の下げを主導した保険が反発した。不動産も堅調。国家統計局が発表した4月の住宅価格統計で上昇率が縮小した都市が増えたことを受け、不動産市場引き締め強化への警戒感が一服し、買いを誘った。
上海B株指数は0.16%安の325.99ポイント、深センB株指数は0.19%安の1097.70ポイントだった。