マッコーリーは最新リポートで、スポーツシューズのOEM世界最大手、裕元工業(
00551)の投資判断を「アウトパフォーム」に維持した上で、目標株価を37.6HKドルから38.1HKドルに引き上げた。2017年1−3月期決算の結果を踏まえ、2017−18年の予想利益をそれぞれ3%、1%引き上げた。OEM事業の利益見通しが予想より良かったことを考慮した。ただ、傘下の宝勝国際(
03813)については、事業回復が今年下期以降になるとして、業績見通しを下方修正した。『経済通』が17日伝えた。
マッコーリーは、裕元工業のOEM事業ついて、発注元ブランドとの関係性の強さを背景に利益率が改善するほか、生産の合理化や自動化で効率も高まると予想。2017年のOEM事業の予想純利益を6%引き上げ5億2170万米ドルとする一方、宝勝国際の予想純利益を24%引き下げ8050万米ドルとした。
裕元工業の株価は日本時間午後4時16分現在、前日比2.81%安の31.10HKドルで推移している。