2017-05-17 |
中国/マーケット/証券 |
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★本土前引け:5日ぶりに反落、前日終値挟んでもみ合い
17日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.10%安の3109.71ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2955億500万元。
上海総合指数は安寄りで始まると、その後は前日終値を挟んでもみ合った。中国人民銀行(中央銀行)と香港証券先物委員会(SFC)が中国本土市場と香港市場の債券相互取引「債券通(ボンドコネクト)」の導入を認可した一方、当局が保険会社の商品開発の規範化に向けた通達を出すなど好悪材料が交錯するなか、方向感の乏しい相場展開となった。セクター別では、規制強化を嫌気し保険が売られ、銀行がつれ安した。石油も安い。当局が事業所向け天然ガス価格の段階的自由化を検討しているとの観測が浮上。一方、証券が買われ相場を下支えしている。このほか造船、自動車、電力などが堅調。
上海B株指数は0.53%高の327.01ポイント、深センB株指数は0.16%高の1100.02ポイントだった。