クレディ・スイスは最新リポートで、中国の火力発電セクターにポジティブな見方を示した。エネルギー企業の数を削減するとの当局方針を受け、市場シェアが業界大手に一層集約すると予想。生産能力の過剰は当面改善が難しいものの、長期的には改善が見込めるとした。『AAストックス』が16日伝えた。
個別銘柄について、クレディ・スイスは大唐国際発電(
00991)、華電国際電力(
01071)の投資判断をともに「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価はそれぞれ1.7HKドルから3.4HKドル、2.4HKドルから4.2HKドルに上方修正した。また、華潤電力控股(
00836)と中国神華能源(
01088)に関しても、収益見通しの透明性が高まると予想。同2銘柄の投資判断をともに「アンダーパフォーム」から「中立」に引き上げた上で、目標株価をそれぞれ9.8HKドルから15.0HKドル、15.9HKドルから17.4HKドルに上方修正した。<
日本時間午後3時44分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■大唐国際発電(
00991):2.88HKドル(前日比8.27%高)
■華電国際電力(
01071):3.68HKドル(同5.14%高)
■華潤電力控股(
00836):15.38HKドル(同3.22%高)
■中国神華能源(
01088):18.68HKドル(同0.54%高)