16日の香港市場でハンセン指数は続伸で寄り付いた後、ほどなくしてマイナス圏に沈んだ。ハンセン指数はこれまで6連騰し、約1年10カ月ぶりの高値圏にあるだけに利益確定売りが出やすい状況。指数は日本時間午前10時49分現在、前日比0.35%安の25282.63ポイントで推移している。
個別では、MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)香港指数の見直しで構成銘柄から除外されたキャセイ・パシフィック(
00293)が大幅安。長江和記実業(
00001)や長江実業地産(
01113)、ワーフ(
00004)など香港地場系銘柄が総じて売られている。前日に相場の上昇をけん引した中国建設銀行(
00939)、中国工商銀行(
01398)など本土系金融株の一角が反落し、相場の重しとなった。半面、中国政府系投資持ち株会社の中国中信(
00267)の上昇が目立つ。原油相場の上昇を受けて石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)が堅調に推移している。