2017-05-15 |
香港/マーケット/証券 |
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★香港前引け:6日続伸、金融株と石油株に買い 本土株高を好感
週明け15日前場の香港株式市場でハンセン指数は6営業日続伸。前場終値は前日比0.58%高の25301.50ポイントだった。H株指数は1.23%高の10409.63ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で426億1300万HKドル。
ハンセン指数はプラス圏を堅調に推移した。中国本土系の銀行株と保険株を中心に金融銘柄が総じて上昇し、相場を支えた。本土株式相場の上昇も買い安心感につながったもよう。原油高を受けた石油株の上昇も目立った。12日のNY市場では、石油輸出国機構(OPEC)が協調減産を延長するとの観測を背景に原油先物相場が3日続伸し、材料視された。午前発表された中国の4月の鉱工業生産と小売売上高、1−4月の固定投資資産はいずれも市場予想に届かなかったものの、相場への影響は限られた。
個別では、中国4大商業銀行の中国銀行(
03988)と香港子会社の中銀香港(
02388)、生保大手の中国人寿保険(
02628)と中国平安保険(
02318)が高い。中国石油メジャーのシノペック(
00386)とCNOOC(
00883)は続伸。香港公益株の香港鉄路(
00066)や中国政府系不動産デベロッパーの華潤置地(
01109)、中国海外発展(
00688)も買われた。半面、瑞声科技(
02018)が大幅に続落した。空売り投資会社が主張した利益粉飾疑惑が引き続き嫌気されている。中国衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(
00003)も下げた。