2017-05-12 |
香港/業界動向/保険 |
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保険株が高い、A株全面高で買いが波及
12日の香港市場で本土系生保株が高い。中国本土のA株市場で保険セクターが保険料収入や投資収益の拡大期待から全面高となっており、買いが香港に波及したもよう。
同日付『証券時報』によると、東莞証券は2017年1−3月期の上場保険会社の保険契約が引き続き堅調で、増益率が前年同期を上回り、純資産も前四半期から増加したとみている。個人向け保険も好調で、新規契約価値(NBV)が大きく伸びているという。投資資産の拡大ペースが速く、通年で安定した投資収益利率が期待できるとした。
一方、中信建投証券(
06066)は、上場保険会社の株価は足元で割安水準にあり、買い時との見方を示した。中国の長期金利も保険会社の収益を押し上げる見込み。証券会社によれば、総合金融サービスを展開する中国平安保険(
02318/
601318)は利ざやが業績に及ぼす影響が比較的小さく、保険専業の中国人寿保険(
02628/
601628)と新華人寿保険(
01336)は金利上昇の恩恵が大きい。
日本時間午後0時7分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■中国平安保険(
02318):46.30HKドル(前日比1.42%高)
■中国人寿保険(
02628):24.60HKドル(同1.03%高)
■中国太平保険(
00966):20.25HKドル(同1.35%高)
■新華人寿保険(
01336):41.80HKドル(同3.08%高)
■中国太平洋保険(
02601):29.20HKドル(同2.10%高)