12日の香港市場で、ハンセン指数はほぼ横ばいで寄り付いた後、小高い水準でもみ合っている。前日に続きIT大手のテンセント(
00700)と石油株が買われ、指数を押し上げた。ただ、これまで相場が4日続伸し、約1年10カ月ぶりの高値圏にあるだけに上値追いへの警戒感もくすぶる。指数は日本時間午前10時48分現在、前日比0.25%高の25189.26ポイントで推移している。
個別では、テンセントが連日で上場来高値を更新。石油メジャーのシノペック(
00386)、CNOOC(
00883)がしっかり。中国平安保険(
02318)、中国人寿保険(
02628)など本土保険株も買われている。半面、空売り業者のリポートを嫌気して前日に大幅安の瑞声科技(
02018)が続落。同社は前日後場にリポート内容を否定する公告を発表したものの、いまのところ指摘に対する具体的な反論を出していない。