2017-05-10 |
中国/マーケット/証券 |
|
★本土前引け:続伸、保険・銀行株買われ上げをけん引
10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.26%高の3088.63ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1985億2200万元。
上海総合指数は反落スタートも、ほどなく切り返すと、その後は総じてプラス圏でもみ合う展開となった。3090ポイントに迫る水準では上値の重さが意識され伸び悩んだものの、午前の高値圏で終えている。金融当局が4日ぶりに公開市場操作(オペ)を再開したほか、李克強首相が視察先の河南省で、供給側構造改革について産業のハイエンド化推進の方針を明らかにしている。セクター別では、保険や銀行が買われ、相場の上げをけん引。IT・電子も高い。一方、業界の大型再編観測を手掛かりに前日買われた電力に利益確定の売りが出た。このほか原油安を嫌気し石油が売られている。インフラ建設もさえない。
上海B株指数は0.08%高の325.48ポイント、深センB株指数は0.54%高の1085.24ポイントとともに上昇。