2017-04-27 |
香港/投資判断/不動産 |
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万科企業、西安市での販売中止は影響限定的=BOAメリル
BOAメリルリンチは最新リポートで、万科企業(
02202)の投資判断を「中立」、目標株価を24HKドルにそれぞれ据え置いた。陝西省西安市で物件の違法販売が見つかったとして、同市にある万科企業の不動産開発プロジェクトがすべて販売中止になったことについて、同社の通期販売額への影響は限られるとの見方を示した。『AAストックス』が27日伝えた。
その理由として、BOAメリルリンチは、西安市で万科企業が手掛けるプロジェクトが2件にとどまっていることを挙げた。うち1件は販売がほぼ終了しており、もう1件は予約販売が始まっていない段階という。また、2015年通期で西安市の販売額は全体の2−3%に過ぎなかったと指摘した。
ただ、2015年9月以降、中国で相次いだ不動産市場引き締め強化の受け、販売の伸びは減速すると予想した。
万科企業の株価は日本時間午後4時10分現在、前日比1.93%安の19.86HKドルで推移している。