フランスの自然派コスメブランド、ロクシタン（00973）は25日大引け後、2017年3月通期の売上高が13億2300万ユーロとなり、前年に比べて3.2％増加（現地通貨建てでは同1.7％増加）したと発表した。この2年間でオープンした店舗やオンライン販売、卸売チャネルなどの貢献が大きかった。全てのブランドで販売が伸びたが、特に新ブランドが2桁増収と全体をけん引。自社サイトを通じたオンライン販売も11.8％増（現地通貨建て）と好調だった。増収率はブラジルが最も高く、中国がそれに続いた。既存店売上高は1.3％減だった。

　国・地域別の現地通貨建て売上高では、最大市場である日本が4.1％増。中国、ブラジル、ロシア、英国がそれぞれ11.0％増、18.4％増、3.1％増、0.4％増の伸び。半面、香港・マカオが11.0％減、台湾が3.3％減、フランスが0.9％減、米国が1.8％減と伸び悩んだ。部門別では、売り上げ全体の74.3％を占める直接販売 が3.1％増、卸売・法人向け販売が3.3％増だった。2017年3月末時点の自営小売店数は1514店で2016年3月末から51店舗の純増。

　ロクシタンの前場終値は、前日比0.13％高の15.70HKドル。