2017-04-25 |
香港/企業動向/金融 |
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中国華融資産管理が急落、出資先の豊盛控股に空売りファンドがリポート
25日の香港市場で、中国不良債権処理の最大手、中国華融資産管理(
02799)が大幅安。同社が出資する不動産開発会社、豊盛控股(
00607)を巡り、空売りファンドのグラウカスが株価操縦などを指摘するリポートを発表したことが嫌気されている。
グラウカスはリポートで、豊盛控股の株式の取引パターンから株価操縦の疑いがあり、内部から株価を吊り上げていると指摘。また、利益は秘かに会長一族に移されているとした。これを受けて、豊盛控股の株価が急落し、前日比11.89%安の水準で取引停止となった。一方、豊盛控股の開示情報によれば、2016年末時点で中国華融資産管理は豊盛控股の株式19億4900万株(発行済み株数の9.88%)を保有している。
中国華融資産管理の株価は日本時間午後4時10分現在、前日比7.76%安の3.09HKドルで推移している。