2017-04-24 |
中国/マーケット/証券 |
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★本土前引け:反落、安値圏で小動き 保険株が逆行高
週明け24日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比1.56%安の3123.80ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2378億6600万元。
上海総合指数は安く始まると序盤に一気に下げ幅を拡大。一時、下落率は2%近くに達したが、その後は、安値圏での小動きになった。1月20日以来ほぼ3カ月ぶり安値水準となる3115ポイント付近では下げ渋った。保険監督当局が保険各社にリスク管理強化に向けた具体的指針を示したと伝わり、市場心理を冷やした。一方、中国人民銀行(中央銀行)の周小川行長が2017年の中国経済について、成長率6.5%前後の達成は可能との見方を表明したが、相場への影響は限られた。セクター別では、インフラ建設がほぼ売られ相場の下げを主導。非鉄金属など素材関連や航空の下げも目立った。一方、悪材料出尽くし感から保険が買われ逆行高を演じている。銀行もしっかり。
上海B株指数は1.12%安の333.39ポイント、深センB株指数は0.88%安の1129.11ポイントとともに下落した。