2017-04-21 |
中国/マーケット/証券 |
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★本土前引け:小幅続伸、銀行株に買い戻し 「雄安新区」テーマ株は下落
21日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続伸。前場終値は前日比0.07%高の3174.40ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2127億9300万元。
上海総合指数は前日終値を挟んだ狭いレンジで一進一退の値動き。前日買われたセクターやテーマ株が利益確定売りで下げる半面、産業政策の恩恵への思惑買いも入り、相場は方向感を欠いている。銀行株が総じて反発して相場を支えるほか、保険が買われている。当局が保険会社の資金運用やコーポレート・ガバナンス(企業統治)を厳格に監督すると20日に通達し、業界大手に有利との見方が広がったもよう。李首相が19日、健康産業を中国の主要産業とする考えを表明したことを受け、医療関連銘柄が高い。半面、「雄安新区」や首都圏一体開発、「粤港澳大湾区」などの政策関連銘柄が下げている。
上海B株指数は0.09%高の337.28ポイントと小幅に続伸。深センB株指数は0.15%高の1141.17ポイントと3日ぶりに反発した。