中国の李克強首相は19日、山東省威海市の威高集団を視察した。同社は500品目以上の医療機器や医薬品を生産し、傘下に医療用使い捨て製品の製造を手掛けるウェイガオ・グループ(
01066)を抱える。威高集団が設立した透析センターは自社製設備を使用しており、1回当たり治療費が3割安くなるという。李首相は同社の貢献を称賛し、規模拡大などにより一段と費用を下げ、さらに多くの患者に提供するよう求めた。
李首相はさらに、健康産業を中国の主要産業とする考えを表明した。中国はすでに中所得国に仲間入りしており、国民の健康に対するニーズは日増しに高まっているが、健康産業の比率は5%未満にとどまると指摘。先進国との差は大きく、それだけに潜在的な市場規模は大きいと強調した。
ウェイガオ・グループの株価は日本時間午後4時1分現在、前日比1.49%高の5.45HKドルで推移している。