20日の香港市場で、ハンセン指数は反発して始まった。前日までの3日続落で心理的節目の24000ポイントを割り込み、3月15日以来ほぼ1カ月ぶりの安値圏にあるだけに、値ごろ感に注目した買いが先行している。安く寄り付いた上海総合指数が上げに転じたことも投資家心理を支えている。ハンセン指数は日本時間午前10時45分現在、前日比0.27%高の23890.90ポイントで推移している。個別では中国IT大手のテンセント(
00700)と自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が続伸。保険株のAIAグループ(
01299)、中国人寿保険(
02628)、
中国平安保険(
02318)が買い戻されている。半面、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)がそろって下落。前日のNY市場で原油先物相場が大幅に3日続落したことが嫌気された。