2017-04-18 |
香港/企業動向/金融 |
|
中国民生銀行が9カ月ぶり安値、支店幹部が違法行為の疑いで取り調べ
8日の香港市場で中国の中堅商業銀行、中国民生銀行(
01988)が安い。株価は日本時間午後4時現在、前日比2.21%安の7.95HKドルと、2016年7月21日以来、約9カ月ぶりの安値圏で推移している。北京にある支店の幹部が違法行為の疑いで公安当局の取り調べを受けていることが嫌気されている。
現地メディアの報道によると、北京管理部(分行)航天橋支店の支店長に違法行為の疑いがあるとして、中国民生銀行が公安に通報した。また、捜査への協力と資金の保全に向け、同行は作業チーム立ち上げたという。
中国メディアの財新が伝えたところによれば、同支店長は手形を偽造した疑いがあり、総額は30億元に及んでいる。また、同件が発覚されないよう、オフバランスシート融資や理財商品の違法販売にも手を染めていた。