2017-04-13 |
中国/マーケット/証券 |
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★本土前引け:反発、人民銀のオペ再開などを好感
13日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.12%高の3277.88ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2759億400万元。
上海総合指数は続落でスタートした。序盤は小安い水準での小動きだったが、その後は前日終値を挟んだ一進一退の展開となり、前場終盤はおおむねプラス圏でもみ合った。中国人民銀行(中央銀行)が14日ぶりに公開市場操作(オペ)による資金供給を再開したことで金融引き締めへの懸念がやや後退。また、中国税関総署が発表した3月の輸出、輸入がともに予想を上振れたことも安心感につながった。ただ、買いの勢いが弱く、3280ポイント付近では上値が重い。来週には2017年1−3月期GDPなど重要経済指標の発表も控えており、様子見ムードが漂っている。
セクター別では、「雄安新区」関連が引き続き物色されているほか、酒造も買われ、指数を押し上げた。李克強首相が国務院常務会議で医療制度改革を一層深めると強調したことを受け、医薬も高い。半面、軍需関連や、前日に高かった「粤港澳大湾区」(広東省・香港・マカオ沿岸地域)一体化開発の関連銘柄の一角が利益確定売りに押された。銀行、石油も総じて軟調。
上海B株指数は0.11%高の344.25ポイント、深センB株指数は0.21%高の1161.15ポイントだった。