2017-04-12 |
中国/マーケット/証券 |
|
★本土前引け:反落、マイナス圏でもみ合い 「雄安新区」関連株買われ下支え
12日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.32%安の3278.53ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3967億1000万元。
上海総合指数は反落して始まると、終始マイナス圏での値動きとなった。中国人民銀(中央銀行)が13日連続で公開市場操作(オペ)を見送ったことや、銀行監督当局が銀行業に対する取り締まり強化の方針を打ち出したことが市場心理を冷やした。セクター別では、銀行が総じて軟調。原油高が燃油コスト押し上げにつながる航空もさえない。一方、「雄安新区」建設で2020年までのインフラ整備投資額が4兆元に上ると伝わり、建材、建設、鉄鋼などが買われ下値を支えている。前日売られた保険が反発。このほか、広東省・香港・マカオ沿海部の一体化開発構想が明らかとなり、関連銘柄が物色されている。
上海B株指数は0.15%安の343.68ポイント、深センB株指数は0.09%安の1156.81ポイントだった。