2017-03-30 |
香港/企業動向/証券 |
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海通証券、ファイナンスリース子会社の香港上場を計画
海通証券(
06837/
600837)は29日大引け後、全額出資するファイナンスリース子会社の海通恒信国際租賃有限公司をスピンオフ上場する計画を同日の取締役会で承認したと発表した。H株の新規株式公開(IPO)を実施して香港証券取引所メインボードに上場する。海通恒信租賃は経営の独立性が高いため、香港上場は海通証券の他の事業部門に実質的な影響を与えない見通し
。また、海通恒信租賃は株式市場で資金を調達することで事業成長を加速し、その収益が連結決算を通じて海通証券の業績を押し上げるとした。
IPO実施には中国証券監督管理委員会(CSRC)や香港証取の承認が必要となる。具体的なスケジュールは国内外の株式市況や当局の審査状況に応じて決める。発行規模は増資後発行済み株式の25%(オーバーアロットメント・オプションの行使分を除く)を上限とする。引受幹事によるオーバーアロットメント・オプションの規模は新規発行数の15%を見込む。