2017-03-27 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】 軟調な展開か、決算発表ピークで個別銘柄の売買が中心
27日の香港市場は、前週末の米株安の流れを引き継ぎ軟調な展開か。決算発表のピークを迎えて業績を材料にした個別銘柄の売買が中心となりそうだ。24日のNY市場ではダウ平均が7営業日続落。トランプ米大統領が同日に医療保険制度改革法(オバマケア)の代替法案を撤回し、今後の大型減税などの実現性への懸念が強まった。もっとも、オバマケアが存続すれば歳出が確定して予算が成立しやすくなり、かえって税制改革の準備に弾みがつくとの声も聞かれる。香港市場でも強気と弱気が交錯し、相場全体の方向性は乏しいと予想する。24日の香港株の米国預託証券(ADR)はまちまち。チャイナ・モバイル(
00941)、AIAグループ(
01299)、中国人寿保険(
02628)が香港終値を上回った半面、ワーフ(
00004)、ハンセン銀行(
00011)、中国銀行(
03988)が下回って引けた。
前週末にハンセン指数構成銘柄のシノペック(
00386)が2016年12月本決算を発表しており、きょうの値動きが注目される。あすは中国農業銀行(
01288)、交通銀行(
03328)が決算発表を予定している。