2017-03-24 |
中国/マーケット/証券 |
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★本土前引け:小反落、商品相場の下落を嫌気 「一帯一路」関連に買い
24日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反落した。前場終値は前日比0.07%安の3246.22ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2869億元。
上海総合指数は前日終値を挟んだ狭いレンジでもみ合い。新規の材料に乏しいなか、相場は方向感を欠いた。商品先物相場の下落が嫌気され、貴金属や非鉄金属、石炭、石油の各セクターが下げている。半面、政策の恩恵を見込む買いが相場を下支えした。海南省で開催中の博鰲(ボーアオ)アジアフォーラムで中国政府が推進する「一帯一路」(海と陸のシルクロード)の経済圏建設構想が主要議題となっており、関連銘柄が高い。同構想では中央アジアが経路となることから、甘粛省や新疆ウイグル自治区の関連株も上昇している。
上海B株指数は0.45%安の341.83ポイント、深センB株指数は0.05%安の1148.45ポイントとともに3日続落した。