2017-03-22 |
中国/マーケット/証券 |
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★本土前引け:3日ぶり反落、銀行株売られ下げ主導
22日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反落した。前場終値は前日比0.73%安の3237.95ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3265億1100万元。
上海総合指数は反落して始まると、軟調な値動きに終始した。中国人民銀行(中央銀行)が商業銀行に与信構造の改善や住宅ローンの規模抑制を促す「窓口指導」を強化する通達を出したことが市場心理を冷やした。指数が約3カ月半ぶりの高値水準にあり、売りが出やすい環境でもあった。セクター別では、銀行が軒並み売られ下げを主導。足元買われていた石炭に利食い売りが出て、指数を押し下げている。地合い悪化で保険も安い。一方、国際金価格の上昇を背景に産金が買われ、逆行高を演じている。インフラ建設は続伸。
上海B株指数は0.68%安の348.61ポイント、深センB株指数は0.60%安の1148.92ポイントだった。