2017-03-17 |
中国/マーケット/証券 |
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★本土前引け:5日ぶり反落、利益確定売り優勢 鉄鋼や自動車が下げる
17日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5日ぶりに反落。前場終値は前日比0.24%安の3261.16ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3248億100万元。
上海総合指数は前場中盤まで前日終値付近でもみ合い。前引けにかけて下げ幅を広げ、前場の安値圏で引けた。前日は4日続伸して昨年12月1日以来3カ月半ぶりの高値で終えていただけに、次第に利益確定売りが優勢となった。中国国営新華社系の経済紙が「権威人士」の発言として、鉄鋼や石炭、非鉄金属、不動産などの重点産業で、企業の負債比率を引き下げることが重要と伝え、投資家心理を悪化させた面もあった。もっとも、米ドル相場の下落に伴い資金流出への警戒感は和らいでいる上、政策を手掛かりとする買いが一定の下支えとなった。セクター別では鉄鋼や自動車、証券が売られる半面、ソフトウエアや化学肥料、金属加工が買われている。
上海B株指数は0.06%高の350.35ポイントと続伸。深センB株指数は0.07%安の1152.62ポイントと小幅ながら6営業日ぶりに反落した。