2017-03-17 |
香港/マーケット/証券 |
|
【相場見通し】米イベント通過後の一服感で売り優勢の展開か
17日の香港市場は米イベント通過後の一服感に週末要因も加わり、前日に急上昇した反動から利益確定の売りが優勢になる展開か。ハンセン指数は前日に1年7カ月ぶりの高値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)が15日、今後の利上げペースを緩やかなまま維持する見通しを示したことが好感された格好だ。
ただ、売り急ぐ動きは限られそうだ。市場ではFRBが先行きの利上げを急いでいないとの見方が広がるなか、資金流出への懸念が和らいでいることが引き続き支援材料になろう。また、決算発表がピークを迎えるなか、決算内容や業績見通しを手掛かりとする売買が引き続き活発となろう。きょうは中国神華能源(
01088)、神冠控股(
00829)、招金鉱業(
01818)などが2016年12月本決算を発表する。
16日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。HSBC(
00005)、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)、本土系銀行の中国工商銀行(
01398)などが香港終値を下回って引けた半面、テンセント(
00700)、中国の通信キャリア大手のチャイナ・モバイル(
00941)、アジア生保大手のAIAグループ(
01299)などが香港終値を上回って終えている。