2017-03-14 |
中国/マーケット/証券 |
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★本土前引け:続伸、安寄り後に切り替えしプラス圏でもみ合い
14日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.11%高の3240.57ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2708億9800万元。
上海総合指数は反落して始まったものの、すぐにプラス圏に切り返した。その後はプラス圏でもみ合う展開となった。日本時間午前11時に発表された1−2月の主要経済指標で、固定資産投資や鉱工業生産がともに予想を上回ったほか、不動産開発投資の伸び率が全年通期から2ポイント加速したことなどが好感された。ただ、高値圏では上値の重さが意識され前引けにかけて上げ幅を縮めている。セクター別では、足下の不動産開発投資の伸びを手掛かりに不動産が堅調。足元の原油安基調が燃料コスト減少につながるとの期待から航空も高い。このほかセメント、鋼材など素材関連、保険や銀行の一角も買われている。一方、酒造、電子部品や家電などが売られている。
上海B株指数は0.13%安の347.24ポイント、深センB株指数は0.02%高の1142.51ポイントだった。