週明け13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反発。終値は前営業日比0.76%高の3237.02ポイントだった。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4745億8400万元。
上海総合指数は売り優勢で始まると、序盤に心理的節目の3200ポイントを割り込んだ。ただ、売り一巡後に上向きに転じると前場半ばにはプラス圏に浮上。その後も徐々に上げ幅を広げ、結局、この日の高値で引けた。前週末まで3日続落で値ごろ感の出た優良株などに買い戻しが入った。セクター別では、保険を中心に金融全般が買われた。エネルギー資源、非鉄金属、航空なども高い。一方、通信や自動車の一角が売られた。
A株市場では、前週末に売られた中国人寿保険(
601628)、新華人寿保険(
601336)など保険株が買い戻され相場の上昇をけん引。中国神華能源(
601088)、中国中煤能源(
601898)など石炭株が高い。このほかペルー最大の銅鉱山でのストライキの影響で銅価格が上昇するとの思惑を背景に、江西銅業(
600362)など非鉄金属株が買いを集めた。原油安を背景に朝方軟調だったペトロチャイナ(
601857)など石油株も買い戻され、指数を押し上げた。一方、広州汽車集団(
601238)、BYD(
002594)など自動車株の一角が逆行安を演じた。
上海B株指数は0.29%高の347.70ポイント、深センB株指数は0.64%高の1142.29ポイントとそろって続伸した。