2017-03-13 |
香港/投資判断/不動産 |
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広州富力地産が高い、野村はセクタートップピックへの採用を継続
13日の香港市場で大手不動産デベロッパーの広州富力地産(
02777)が高い。株価は日本時間午後3時42分現在、前営業日比8.42%高の13.14HKドルで推移している。野村インターナショナルによる強気判断が材料視されているもよう。
13日付『経済通』によると、野村インターナショナルは最新リポートで、広州富力地産の投資判断を「買い」に維持し、セクタートップピックへの採用を継続した。同社が保有する開発用地の質の高さや配当性向の高さに加え、同社トップがA株上場について今年7−9月の認可取得を見込んでいることなどを織り込んだ。またA株上場が株価上昇の起爆剤になるとし、目標株価を14.40HKドルから14.85HKドルに引き上げた。
このほか、野村は広州富力地産の2016年業績について、コア利益が65億元と前年比で9.1%増加した点に触れ、市場予想を上回り、野村の予想通りになったと評価。粗利益率は28.3%に低下したものの、同社トップが不動産価格の上昇基調を背景に2017年は粗利益率の改善を見込んでいるとした。