2017-03-10 |
中国/マーケット/証券 |
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★本土前引け:小幅に3日続落、方向感欠く 売買代金は低水準
10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に3日続落。前場終値は前日比0.03%安の3215.88ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2220億元。
上海総合指数は前日終値を挟んで一進一退の値動き。売買代金が低迷するなか、相場は方向感を欠いた。前日発表の中国の2月物価統計を受け、景気拡大の勢いが鈍化するとの見方が広がって地合いが悪化。原油先物価格の下落も関連銘柄の売りにつながった。一方で、前日は続落して終値ベースで2月17日以来約3週間ぶりの安値で引けただけに、買い戻しが入って下値を支えた。セクター別では通信や保険、港湾・海運、石油が下げた半面、家電、酒造、鉄鋼、不動産が上げた。
上海B株指数は0.12%高の346.21ポイントと4日ぶりに反発、深センB株指数は0.42%高の1134.58ポイントと3日ぶりに反発した。