2017-03-09 |
中国/マーケット/証券 |
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★本土前引け:続落、石油株・保険株売られる
9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.85%安の3213.16ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2641億600万元。
上海総合指数は反落して始まった後、下げ幅を段階的に広げる展開となった。米原油在庫の大幅増を受けて原油相場が急落したことや、寄り付き直後に発表された中国の2月の消費者物価指数(CPI)上昇率が市場予想から大きく下振れたことが嫌気された。全国人民代表大会が開催中とあって、根強い政策への期待を背景に安値では買い戻しが入り、前引けにかけてやや下げ幅を縮めている。セクター別では、原油相場の急落を受け石油が売られ下げをけん引。石炭もつれ安。地合い悪化で運用益の縮小懸念が膨らみ保険が軟調。このほか、銀行、インフラ建設、建材なども総じて安い。一方、通信の一角が買われ逆行高を演じている。
上海B株指数は0.49%安の345.36ポイント、深センB株指数は0.55%安の1138.58ポイントだった。