週明け27日前場の香港株式市場でハンセン指数は小幅ながら3営業日ぶりに反発。前場終値は前営業日比0.08%高の23984.70ポイントだった。H株指数は0.22%安の10395.93ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で401億4600万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退。トランプ米大統領の議会演説を28日に控え、減税やインフラ投資などの経済政策を見極めたいの様子見気分が強く、相場は方向感を欠いた。前週末はハンセン指数が下値支持線として意識される10日移動平均を下回って引けただけに、買い戻しが相場を下支え。半面、中国本土市場の下落が投資家心理を悪化させた。きょうはハンセン指数先物2月物の最終売買日にあたることもあり、持ち高整理の動きが広がったもよう。NY市場の原油先物相場の反落も関連銘柄の売り材料となった。
個別では、時価総額の大きいAIAグループ(
01299)やテンセント(
00700)が反発。前営業日に安かった中国蒙牛乳業(
02319)も3%近く上げた。香港コングロマリットの長江和記実業(
00001)、中国の携帯電話最大手チャイナ・モバイル(
00941)は続伸した。一方、銀行株のHSBC(
00005)、中国建設銀行(
00939)、中国銀行(
03988)が売られて相場の重荷だった。中国石油メジャーのCNOOC(
00883)シノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)がそろって下落した。