広東省を基盤とする本土系デベロッパーの合景泰富地産(
01813)と龍光地産(
03380)が24日、香港島南岸の小島、鴨リ洲の住宅用地を史上最高額の168億6000万HKドルで落札した。1平方フィート当たりの取得額は2万2118HKドルにのぼり、市場評価額を50%上回った。これを受け香港政府の陳茂波財政司司長は25日、ラジオを通じて、「用地供給を拡大するとともに、投資への管理を強め、安定的な不動産市場を確保する」と発表した。『サウスチャイナ・モーニングポスト』が25日伝えた。
一方、世界最大の不動産サービス会社、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは、この動きに呼応し、2017年の香港の住宅価格上昇率をこれまでの前年比5−10%から10%以上に引き上げた。本土系デベロッパーの進出拡大やマンション供給量に限りがあることを踏まえ予想を修正した。