中国共産党の中央規律検査委員会は23日、中国人民保険(
01339)の執行取締役副会長兼総裁の王銀成氏を「重大な規律違反の疑い」で調査していると発表した。中国人民保険は24日朝方、王副会長が調査を受けているが、同社の経営管理は正常に運営しているとした。王氏は中国人民保険子会社の中国人民財産保険(
02328)の非執行取締役も務めている。
中国の経済ニュースサイト『財新網』は1月11日、王氏が9日に北京市の中国人民保険ビルから連行され、当局の調査を受けていると報じていた。消息筋によると、王副会長が調査を受けているとのうわさが1年ほど前から中国人民保険内部でささやかれていた。2016年2月に中国共産党の巡視チームが中国人民保険の党紀違反を調査し、問題が見つかった幹部の取り扱いを中央規律検査委員会に引き継いだもよう。