22日の香港市場で、ハンセン指数は米株高の流れを引き継ぎ高く寄り付いた。前日に決算内容への失望でHSBC(
00005)が急落し、他の主力銘柄にも利益確定の売りが広がり、心理的な節目の24000ポイントを割り込んだ後だけに、優良銘柄を中心に安値拾いの買いが先行。指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.54%高の24093.26ポイントで推移している。
個別では、時価総額上位のテンセント(
00700)や、本土系銀行株の中国建設銀行(
00939)、中国工商銀行(
01398)などが買われ、指数を押し上げた。香港不動産株の新世界発展(
00017)、新鴻基地産(
00016)が続伸。半面、HSBCが続落している。2016年12月本決算で天然ガス卸売り事業の関連資産に対して30億−40億元の減損引当金を計上する可能性があると発表した昆侖能源(
00135)が大幅安。