21日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.41%高の3253.33ポイントだった。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4989億9000万元。
上海総合指数は小高く始まった後、終日、プラス圏でもみ合った。金融当局がきょう公開市場操作(オペ)を通じて1000億元を市場に供給したと伝わったほか、養老保険基金の株式運用開始で第1陣の投資額が100億元に上る見通しとの報道を受け、市場心理の改善につながった。ただ、指数が2カ月半ぶり高値圏にあることから、3250ポイントを超える水準では売りに押される場面が目立った。
A株市場では、中国銀行(
601988)など銀行株や光大証券(
601788)など証券株が買われ相場の上昇をけん引。このほか、永輝超市(
601933)や永輝超市(
600827)がストップ高水準まで買い進まれるなど小売株の健闘が目立った。自動車株の広州汽車集団(
601238)、BYD(
002594)、不動産株の保利房地産集団(
600048)、建材の安徽コンチセメント(
600585)などが続伸。一方、インフラ建設株の中国鉄建(
601186)、中国交通建設(
601800)や、中国人寿保険(
601628)、中国太平洋保険(
601601)など保険株が総じて売られ、相場の足かせになった。
上海B株指数は0.35%高の348.82ポイント、深センB株指数は0.55%高の1140.08ポイントとそろって続伸した。