発電所の環境装置メーカー、大唐環境産業(
01272)は20日大引け後、2016年12月本決算で純利益が前年に比べ40%以上増加する見通しを明らかにした。脱硫・脱硝除去の運営受託事業や工場粉じん除去事業がそろって急成長を遂げ、利益押し上げに寄与した。
2015年12月本決算は売上高が前年比33%増の86億1000万元、純利益が同32%増の7億600万元だった。EPSは0.390元。
大唐環境産業は国有企業で発電事業を展開する中国大唐集団公司の傘下企業。石炭火力発電所が出す有害物質を削減するためのソリューションを提供する。脱硫、脱硝、塵芥除去、スラグ処理、廃水処理などが主要事業で、脱硫と脱硝のサービス契約(発電容量ベース)の市場シェアは21.6%、38.2%でともに首位(15年)。
大唐環境産業の20日終値は前営業日比0.87%安の3.42HKドル。