週明け20日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前営業日比1.18%高の3239.96ポイントだった。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4988億3500万元。
上海総合指数は小幅に反落してスタート。ただ、直後に切り返すと、前場は段階的に上げ幅を拡大する展開となった。証券当局が上場企業によるエクイティファイナンスの規制強化を打ち出したことを受け、需給改善への期待が高まった。後場入り後は3230ポイント付近での小動きが続いたが、終盤に上げ足を速め、結局、昨年12月2日以来、約2カ月半ぶり高値を付けた。
A株市場では、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
601857)、シノペック(
600028)、大型商業銀行の中国銀行(
601988)、中国建設銀行(
601939)など主力株が買われ、相場の上げをけん引。広州汽車集団(
601238)、長城汽車(
601633)が3%超上昇するなど自動車株の買いも目立った。このほか、不動産株の保利房地産集団(
600048)、インフラ建設株の中国鉄建(
601186)などが堅調。一方、保険大手の中国人寿保険(
601628)が下落し、逆行安を演じた。
上海B株指数は1.06%高の347.62ポイント、深センB株指数は0.92%高の1133.90ポイントとそろって反発した。