週明け20日前場の香港株式市場でハンセン指数は反発。前場終値は前営業日比0.33%高の24111.85ポイントだった。H株指数は0.77%高の10439.67ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で444億7800万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付き、序盤に上げ幅を拡大。前週末のNY市場で主要3指数がそろって終値での過去最高値を更新し、きょうの中国本土相場が上昇したことを好感する買いが先行した。もっとも、ハンセン指数は心理的節目の24000ポイントを上回り、ほぼ5カ月ぶりの高値圏にあるだけに、利益確定売りが出やすい。あす以降にHSBC(
00005)や新世界発展(
00017)などが決算を発表することもあって、上値は伸び悩んだ。寄り付き直後には小幅ながら一時マイナス圏に沈んだ。
個別では中国4大商業銀行の中国建設銀行(
00939)、中国工商銀行(
01398)、中国銀行(
03988)がともに反発。中国IT大手のテンセント(
00700)、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)とシノペック(
00386)も上昇した。乳飲料大手の中国蒙牛乳業(
02319)が高い。一方、香港コングロマリットの長江和記実業(
00001)や同系列の長江インフラ(
01038)、電能実業(
00006)の下げが目立つ。香港地場銀行の東亜銀行(
00023)、菓子・飲料メーカーの中国旺旺(
00151)は続落した。