東方証券(
03958)は13日大引け後、第三者割当増資で120億元を調達する計画を発表した。新たにA株(
600958)を最大8億株(増資後発行済み株式の11.40%)発行し、筆頭株主である申能(集団)有限公司(申能集団)を含む最大10者の投資家に割り当てる。調達資金で資本基盤を増強し、事業成長に投じる予定。臨時株主総会を開いて計画の承認を求める。
1株割当価格は、14日まで20営業日の平均株価の90%に相当する13.74元を最低基準とする。申能集団のほか、大株主の上海海煙投資管理有限公司と上海報業集団が増資を引き受けることで合意済み。引受規模は申能集団が2億3000万株、上海海煙投資管理が1億2000万株、上海報業集団が5000万株。3社の持ち株比率はそれぞれ25.19%、5.79%、4.23%へ上昇する見通し。3社はいずれも上海市政府系の国有企業。
東方証券は6日から上海市場でA株の取引を停止していたが、14日に取引を再開した。