週明け13日前場の香港株式市場でハンセン指数は4営業日続伸。前場終値は前営業日比0.51%高の23694.80ポイントだった。H株指数は1.18%高の10244.69ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で537億3900万HKドル。
ハンセン指数はプラス圏でもみ合い。前週末の米株高やきょうの中国本土相場の上昇を好感する買いが先行している。前週末のダウ平均は米トランプ政権による税制改革への期待から連日で過去最高値を更新。きょうは上海総合指数が次第に上げ幅を広げて午前の取引を終え、投資家が運用リスクをとりやすくなった。10日にトランプ米大統領が中国の習近平国家主席と電話協議し、中国大陸と台湾が一つの国に属するという「一つの中国」の原則を堅持すると表明したことも、買い安心感につながった。ただ、10日のハンセン指数は2016年10月24日以来およそ4カ月ぶりの高値で引けただけに、利益確定売りが出て上値を抑えた。
セクター別では、中国建設銀行(
00939)、中国人寿保険(
02628)など中国本土系金融の上昇が目立つ。個別では、時価総額が大きいテンセント(
00700)とチャイナ・モバイル(
00941)が反発。前週末に大きく下げた百麗国際(
01880)も買い戻された。半面、3月6日付でハンセン指数から除外されるリー&フン(
00494)が大幅安。不動産株の華潤置地(
01109)、信和置業(
00083)も売られている。13日に4.42%高で終えた中国蒙牛乳業(
02319)が反落。