2017-02-10 |
中国/マーケット/証券 |
|
★本土前引け:3日続伸、政策期待で建設関連に買い
10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。前場終値は前日比0.43%高の3196.74ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2805億4600万元。
上海総合指数は小安く寄り付いた直後に切り返し、段階的に上げ幅を広げた。春節連休が明けて投資家の買い意欲が回復し、「一帯一路」(海と陸のシルクロード)や水利建設事業など政策の恩恵が期待できるセクターを中心に買いが先行している。午前に発表された1月の中国の輸出・輸入伸び率が市場予想を上回ったことも、投資家心理を支えた。ただ、心理的節目の3200ポイントに接近する水準では伸び悩んだ。セクター別では、セメントや建設、鉄鋼が買われた半面、貴金属・宝飾品や航空宇宙、ソフトウエアが売られた。
上海B株指数は0.35%高の341.67ポイント、深センB株指数は0.39%高の1111.64ポイントとともに5日続伸した。