ドイツ銀行は最新リポートで、中国最大級の石油グループ、ペトロチャイナ(
00857)の投資判断を「買い」に維持した上で、目標株価をこれまでの6.42HKドルから7.00HKドルに引き上げた。『経済通』が9日伝えた。
上流部門の可採年数が、業界平均の12.7年を上回る14.4年と長いことを高く評価した。コスト削減も積極的に進めており、同部門のコストを2014年比で33%減らし、2016年は1バレル当たり45米ドルに抑えた。2017年は黒字回復する見通し。
ペトロチャイナは中国のガス供給で最大手。2018年までにガス生産量全体の40%を占める見込み。ドイツ銀行は、原油価格が上昇傾向にある中、ガス価格も徐々に上昇していくとの見方を示した。ただ、燃料のガスへの転換にはなお時間を要するとしている。
ペトロチャイナの株価は日本時間午後4時40分現在、前日比0.33%安の6.02HKドルで推移している。