中国国際金融（CICC）は最新のリポートで、華東地区基盤の民営自動車メーカー、吉利汽車（00175）の投資判断を「買い」に維持した上で、目標株価を25％引き上げ15HKドルに設定した。自動車販売の増加ペースが引き続き好調だとして、2017年の予想利益を8.5％引き上げ75億元とし、目標株価に織り込んだ。『経済通』が7日伝えた。

　CICCは、吉利汽車の1月の新車販売台数が前年同月比71％増の10万2653台となり、3カ月連続で10万台を突破したと指摘。特に、2016年に発売した「Geely Boyue（吉利博越）」や「Emgrand GS（帝豪GS）」、「Vision SUV（遠景SUV）」、「Emgrand GL（帝豪GL）」の販売が好調で、全体の売上高の50％を占めたと評価した。

　吉利汽車の株価は日本時間午後4時10分現在、前日比3.51％安の9.90HKドルで推移している。