食品メーカーの中国食品(
00506)は6日大引け後、2016年12月本決算の純利益が4億5000万−5億2000万HKドルに達するようだと発表した。前年の純利益は7900万HKドル。菓子製造事業や一部酒類事業資産を2016年に売却した収益を計上し、大幅増益を達成した。
菓子製造事業持ち株会社の全株式と株主貸付を中糧地産集団(
000031)に売却する手続きは2016年5月に完了した。売却益(税引き前)は5億2300万HKドルに上り、中国食品の2016年6月中間決算の純利益は6億1700万HKドルとなった。ただ、菓子販売業者に対する補償協議を同年9月から進めてきた結果、約1億HKドルの引当金を12月に計上したため、2016年通期の利益がやや押し下げられた。引当金には菓子事業従業員に対する補償金の増額分も含まれている。
中国食品の6日終値は前営業日比1.71%高の3.56HKドル。