2017-02-03 |
中国/マーケット/証券 |
|
★本土前引け:6日ぶり反落、人民銀のオペ金利引き上げ受け引き締め懸念
休場明け3日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は6営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比0.57%安の3141.10ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1484億6600万元。
上海総合指数は小高く寄り付いた直後にマイナス圏に沈み、次第に下げ幅を広げた。中国人民銀行(中央銀行)がきょうの公開市場操作(オペ)でリバースレポ金利を0.1%引き上げたほか、臨時の資金調節手段である常備貸出制度(SLF)の金利引き上げも実施したと伝わり、金融引き締めを警戒する売りが優勢となったもよう。財新と英マークイットが午前に発表した2017年1月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月実績と市場予想を下回ったことも、投資家心理を悪化させた。セクター別では、金融、エネルギー資源、非鉄金属が売られた半面、造船、航空宇宙、産金が買われた。
上海B株指数は0.53%安の336.71ポイントと続落。深センB株指数は1.01%安の1103.20ポイントと反落した。