3日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。反発して寄り付いた、前日終値を挟んだ一進一退の展開。前日まで3営業日続落しただけに、安値拾いを狙った買いが相場を支える一方、米トランプ政権の通商、外交を巡る不透明感が根強く、投資家が慎重な姿勢を崩していない。連休明けの本土市場で上海総合指数が軟調なスタートとなったことも重し。日本時間午前10時48分現在、前日比0.15%安の23149.89ポイントで推移している。個別では、恒隆地産(
00101)、信和置業(
00083)など香港不動産株が安い。欧州金融大手のHSBC(
00005)、香港証券取引所(
00388)や、中国人寿保険(
02628)など本土金融株の一角も売られている。半面、乳飲料大手の中国蒙牛乳業(
02319)、中国政府系投資持ち株会社の中国中信(
00267)がしっかり。